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リサイクル繊維用語集- Term

ポリエステル

多価カルボン酸(ジカルボン酸)とポリアルコール(ジオール)との重縮合体のこと。ポリアルコール(アルコール性の官能基 -OH を複数有する化合物)と、多価カルボン酸(カルボン酸官能基 -COOH を複数有する化合物)を反応(脱水縮合)させて作ることを基本とする。中でも最も多く生産されているものはテレフタル酸とエチレングリコールから製造されるポリエチレンテレフタレート (PET)である。PETのリサイクルマーク(SPIコード)は1である。

ポリエステル短繊維

ポリエステルの長繊維を一定の長さに切断したもので、綿や羊毛のように、わた状の短い繊維。衣料からインテリア、産業資材(自動車の内装材など)まで幅広く用いられている。「タカヤスエステル」「サイクリーン」は髙安株式会社の登録商標で、「サイクリーン」は回収PETボトルを使用しています。

デシテックス

デシテックスとは 化合繊の糸の太さの単位で、10,000m当りのグラム数。”T”(deci Tex ”D”とすべきなのかも知れませんがそれでは従来のデニール(D)と区別つかないため)で表す。

紡糸

高分子物質から細い糸状の繊維をつくること。綿、羊毛、麻などの短い繊維を平行に並べて撚り(より)をかけて糸を作ることは紡績という。紡糸法には、溶融紡糸、湿式紡糸および乾式紡糸がある。

異形断面

化学繊維を紡糸する際,円形断面の普通糸以外にノズルの形を変えて断面が三角形,六角形,三角中空などの糸をつくっている。これらの糸を異形断面糸という。

エコマーク

「生産」から「廃棄」にわたるライフサイクル全体を通して環境への負荷が少なく、環境保全に役立つと認められた商品につけられる環境ラベル。このマークを活用して、消費者が環境を意識した商品選択を行ったり、関係企業の環境改善努力を進めていくことにより、持続可能な社会の形成をはかっていくことを目的としている。

顔料

着色に用いる粉末で水や油に不溶のものの総称。水や油に溶けるものは染料と呼ばれる。

延伸

未延伸系をのばすこと。伸ばす事により、無配向にならんだ結晶を配列させ強力を出す。

捲縮(クリンプ)

捲縮とはちぢれのこと。羊毛などの繊維は天然のちぢれがあり、このちぢれによって,容易に紡績ができて糸になる。しかし化学繊維はまっすぐの繊維として紡糸されるので、これに人工的な手法で捲縮をつける。捲縮をつけた短繊維のこと。