河合　郁 | プラスチックの再生・応用のパイオニア

河合　郁- Kawai

所属部門：技術部

名前：      河合　郁

職種：      技術開発職

入社：      2013年

これが私の仕事

お客様の「こんな製品が欲しい」を叶える製品開発

新規製品の開発を行っています。営業担当がお客様からの「こんな機能の製品が欲しい」といったご要望を聞き、技術部に依頼がきます。そのご要望に対して可能性を検討し、試作を重ね、量産化へとつなぐのが開発の仕事です。

例えば綿（ポリエステル等）に極小の特殊な石を練り込み、蓄熱する機能を持たせたいというご要望があります。これはダウンジャケットの中綿や布団に使われている素材です。また、体熱を吸収して保温するような機能を持たせたり、反対に黒色なのに熱をため込まず、放熱するような機能を持たせたりと、様々な機能を叶える製品開発を行っています。

だからこの仕事が好き！一番うれしかったことにまつわるエピソード

自身が開発に携わった新製品の量産化ができたこと

新製品開発では、試作を何度も重ね、顧客の要望する機能を備えた「物性」が発揮された時の達成感は少なくありません。しかし、それを量産化すると、その時とまた違う達成感があります。

量産化する際には、実現のために工夫や新しいアイディアが求められます。実際に最近、当社にある設備では実現できない案件がありました。綿を不織布のような紙にするため、糸をまっすぐ均等により合わせる必要がありました。しかし当社には「糸をまっすぐにする機械」がなく、シワにならないよう、機械を一旦止めたりと、通常運転ではない工程を挟んで実現しました。

このように工程を改善し、最適化するのも私の仕事。様々な人と打ち合わせをし、現状よりも効率よく、ロスなく、楽に作業できるように改善する。苦労がある分、達成感や、やりがいも大きいです。

ズバリ！私がこの会社を選んだ理由ここが好き

面白そう…これが最大の志望動機でした。

私が就職活動を行う１年前に東北で震災がありました。その影響は就職活動に大きな影響を与え、当時新卒を募集する企業が少なくまた、募集時期まで変わり、思うように就活を進めることができませんでした。

そんな状況の中、私の両親が当社の工場で作っている原料を使って、樹脂成型をしていたことを知りました。その仕事をみて「面白そうだな」と思ったことが応募のきっかけです。

実際に工場見学に訪問すると、親しみやすい社員さんが多く、周囲では笑顔の人が多くいました。現場の人、他部署の人も分け隔てなく接して話している雰囲気が、とても働きやすい環境だと感じ入社を決めました。